もったいない!捨てられてしまう食品とフードロスを減らす工夫

フードロスという言葉を知っていますか?

食品の無駄な廃棄や損失のことを指し、家庭で廃棄されてしまう食品を含む、「農業、生産、流通、小売業、消費者」のすべての段階で発生する食品の廃棄や損失を指します。

食糧不足・栄養不足に苦しむ人々がいる一方、日本ではフードロスが大きな問題となっています。

この記事では、家庭でどんな食品が捨てられてしまっているのか、そして、本当に「捨てる」しか方法がないのか、を深堀りしていきましょう。

あなたの家の冷蔵庫にも?!捨てられてしまう身近な食材…

冷蔵庫の奥で眠っていて、そのまま食べきれず捨ててしまう食材はありませんか?
消費者庁によると、家庭における1人あたりのフードロスは年間およそ15kgとされています。また、ロス率も高く、3.7%にも上ります。(食品ロスの発生状況と要因について / 消費者庁 )

食品メーカーであるハウス食品が調査したデータによると、「最近捨ててしまった食品・食材」として、上位にはこちらがありました。

順位食品・食材回答割合
1みかん7.2%
2きゅうり7.1%
3大根5.2%
4豆腐4.9%
5牛乳4.9%
2021年1月度/最近捨ててしまった食品・食材ランキング(上位5つを抜粋)
順位食品・食材回答割合
1きゅうり8.0%
2レタス6.9%
3キャベツ6.8%
4パン6.1%
5もやし5.8%
2020年7月度/最近捨ててしまった食品・食材ランキング(上位5つを抜粋)

出典元:「2021年1月の調査で判明!一番捨てられてしまった食材は「●●●」!!」 2021年3月30日 ハウス食品グループ本社株式会社

これらの食品が捨てられてしまう主な理由に、消費期限が短いことがあげられるでしょう。生鮮食品は、収穫後から数日から数週間で品質が劣化し、腐敗する可能性があり、湿気や温度の変化によって品質が悪化することもあります。
豆腐や牛乳は冷蔵保存が必要であり、開封後は数日から数週間で賞味期限が切れてしまいます。
家庭で食事計画を適切に立てることで、フードロスを減らすこともできるのでしょうが、なかなかうまくいかず、また、適切に保存ができていない可能性もあります。
フードロスを減らすためには、買いすぎないことはもちろん、いまある食品をどう管理していくかを日々考えなければならないでしょう。

はじめよう!家庭でフードロスを減らす5つの方法

食材の購入計画

食材の保存方法を適切に実施します。例えば、野菜や果物は冷蔵庫の適切な場所で保管し、新鮮さを保ちます。また、冷凍保存が可能な食材は分量を適量に使い、残りは冷凍して保存します。
例えば、根菜類の場合は、土がついたまま保存する、にんじんなど縦に成長するものは、保存の際も立てて保存することが、食品を長持ちさせます。
こういった工夫をすることで、「食べたいときに腐ってしまっていた…」ということを防ぐことができます。

食材の保存方法

食材の保存方法を適切に実施します。例えば、野菜や果物は冷蔵庫の適切な場所で保管し、新鮮さを保ちます。また、冷凍保存が可能な食材は分量を適量に使い、残りは冷凍して保存します。
例えば、根菜類の場合は、土がついたまま保存する、にんじんなど縦に成長するものは、保存の際も立てて保存することが、食品を長持ちさせます。
こういった工夫をすることで、「食べたいときに腐ってしまっていた…」ということを防ぐことができます。

食材の再利用

残った食材や料理の残りを無駄にせず、他の料理に活用します。例えば、残ったご飯を炒め物やリゾットに使ったり、野菜のくずや骨からスープを作ったりします。カレーやみそ汁に残った食材を入れるなど、アレンジして新たな料理を楽しむことも一つの方法です。

保存期限の管理

冷蔵庫や食品棚にある食品の保存期限を定期的に確認し、期限の近い食材を優先的に使います。また、賞味期限が迫っている食品は早めに使用するなど、期限切れを避けるための管理を行います。期限の長いものはつい棚の奥に保存してしまい気づいたときには期限切れになっていた…なんてことは避けたいですね。

分別と堆肥化

少しハードルは高いかもしれませんが、残飯や野菜くずなどの食品廃棄物は、家庭内で適切に分別し、堆肥化する方法もあります。これにより、廃棄物の削減と肥料の再利用が可能となります。

初めからすべてのことにチャレンジするのは難しいかもしれませんが、まずはこうした問題があることを知り、意識していくことから始めてみませんか。

フードロス対策への取り組みは、地球の未来にも、そして家計にもとても優しいので、少し意識すればきっと続けることができるはずです。

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