国内自給率100%の石灰石で作られる新素材・LIMEXが注目される理由

2021.11.25

LIMEXの原料は「石灰石」。

紙の原料である「木」や「水」は、”限りある資源”として知られていますが、「石灰石」はどうなのでしょう?

資源量や採取の過程に使用されるエネルギーについても注目してみましょう。

世界の石灰石の埋蔵量

地球の資源には限りがあります。

私たち人間の経済活動によって、さまざまな資源や環境が脅かされているのが現実。

LIMEXは、紙やプラスチックに代わる「第三極の資源」として注目されていますが、その原料となるのは、石灰石。もちろん石灰石も有限ではありますが、その資源量は豊富で、資源が乏しいといわれる日本国内でもほぼ100%自給自足が可能です。

参考までに、各国の石灰石埋蔵量を記載すると、下記の通り。

  • 日本:240憶トン
  • 台湾:3,000憶トン以上
  • 韓国:400憶トン
  • 中国:1,000憶トン
  • インド:764.5憶トン
  • ラオス:数10~数100億トン

このように、LIMEXの素材となる石灰石は世界中に豊富に存在しています。

つまりLIMEXの主原料である石灰石は、日本国内で自給率100%の安価に入手することができる鉱物資源なのです。

原材料調達段階・焼却時の二酸化炭素排出量

LIMEXの原料となる石灰石は、二酸化炭素排出量においても、石油由来プラスチックと比較し高い優位性があります。

私たちの暮らしにも馴染みの深い石油由来プラスチックであるポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)は、その製造過程において多くの二酸化炭素を排出します。そしてもちろん石油由来であるために、焼却時にも二酸化炭素を排出するため、これが温暖化など地球環境への悪影響になることが問題視されています。

一方、石灰石はその原材料調達段階・焼却時の両方において、石油由来プラスチックと比較し、大幅な二酸化炭素排出量の削減が可能

焼却時には約58%の削減、調達段階においてはなんと約98%の削減を実現しました。

石油由来プラスチックと石灰石の二酸化炭素排出量の比較

森林や水の使用量

環境保全の視点において紙の使用が問題になっているのが、森林や水といった資源が枯渇リスクの非常に高いものであること。

例えば、木1本(直径20cm・高さ20m)から作られるコピー用紙の枚数はおよそ13,000枚、製造過程で使用される水の量は、紙の量の約100倍と言われています。

世界の森林減少は、おそらく多くの方がご存知の通り非常に深刻なものです。その速度はすさまじく、1990年から2020年の30年間においては年平均約592万haの減少。

なんと1分間に東京ドーム約2.4個分相当の森林面積がなくなっていることとなります。

森林の減少は、生物の暮らしを脅かし、温暖化を引き起こすなど、あらゆる地球環境の悪化に繋がります。

LIMEXの主原料である石灰石は、日本だけでなく世界中で豊富な資源量を有し、製造過程で森林資源の使用はなく、水の使用もほとんどないため、枯渇リスクの高い資源を守ることができるのです。

参照URL:https://www.shinrin-ringyou.com/forest_world/menseki_gensyou.php

【結論】LIMEXはエコロジーでエコノミーな新素材

いかがでしたでしょうか。

LIMEXの主原料である石灰石は、

・世界中に豊富にあり、安価に入手することができる資源である

・石油由来プラスチックと比較し、多くの二酸化炭素の排出を抑制することができる

・大量の木や水を必要とする紙と異なり、枯渇資源をほとんど使用しない

などの理由から、非常に注目されています。

エコロジーであると同時にエコノミーであることは、紙やプラスチックの代替品として使用される第一条件。それらをクリアしたのが石灰石であり、LIMEXが紙やプラスチックに代わる「第三極の素材」として注目されている理由なのです。

LIMEX
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