フードロス問題、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？
最近では、コンビニ弁当の値引き販売を見かけるようになったり、スーパーなどで手前取りが推奨されるようになったり、企業や個人の意識も徐々に変わってきているのではないでしょうか。
世界では年間25億トンの食糧が廃棄される一方で、10人に1人が飢餓に直面している…という不均衡が発生していると言われています。
日本では飢餓や紛争による食糧不足とはほとんど無縁である一方、フードロスが問題となっており、多くの食糧が食べられないまま廃棄されている現状があります。
この記事では、フードロス・食品の廃棄を減らすために私たち一個人ができることのうち、特に身近なものをご紹介しています。
「知っているけれどできていない」ということも多い、フードロス削減への取り組み。あなたもこの記事を読んで、日頃の食への向き合い方を振り返ってみてはいかがでしょうか。
目次
その買い物、無駄じゃない？
フードロスを減らすために、食材の買い物に工夫をすることが大切です。まず、必要な量を見積もり、無駄な買い物を避けましょう。買い物前に、今週の献立を考え、必要な食材の量を計算しておくことがポイントです。また、一人暮らしの場合は、食材が余ってしまうことが多いため、量を調整することも必要です。具体的には、食材を半分にカットする、冷凍保存する、または調理方法を工夫するなどの方法があります。
次に、消費期限の近い商品を選ぶことも重要です。スーパーなどでは、消費期限が近い商品を割引価格で販売していることがあります。これを活用することで、食材を節約できます。ただし、消費期限が切れているものは避け、賞味期限が短いものは早めに使うようにしましょう。
また、バーゲンセールで余った食材を活用することもできます。たとえば、安くなった野菜を買い込んで、一度に大量に調理するなどの方法があります。余った食材は、冷凍保存や保存容器を使って保存し、次の献立に活用しましょう。
以上のように、必要な量を見積もり、消費期限の近い商品を選び、バーゲンセールで余った食材を活用することで、フードロスを減らすことができます。また、これらの取り組みを通じて、食材についての知識や節約の発想力が身につくことも期待できます。
食材の保存方法で、フードロス率は変わる！
フードロスを減らすために、食材の保存にも気を付ける必要があります。まずは、食材を適切な場所に保存しましょう。野菜や果物は、冷蔵庫の野菜室に入れると長持ちします。また、乳製品や肉類などは冷蔵庫の冷凍室に入れ、冷凍保存することで鮮度を保ちます。さらに、食品のパッケージに記載された保存方法に従うことも重要です。
次に、食材の管理方法を改善することで、フードロスを減らすことができます。食材の管理には、購入した日付や消費期限をメモするなどの工夫が必要です。これにより、いつまでに使い切らなければならないかを把握し、無駄なく使い切ることができます。また、冷蔵庫や冷凍庫の中を整理し、前に購入した食材から使うようにすることで、新しいものから使い切れずに残ってしまうリスクを減らすことができます。
さらに、野菜などの根菜類は、土のついたまま保存することが望ましいです。これは、土に含まれる微生物が野菜を鮮度良く保つために働きかけるからです。保存するときは、可能であれば土のついたままビニール袋に入れて、冷暗所に保存しましょう。
以上のように、食材の保存に気を付けることで、フードロスを減らすことができます。食材の適切な場所に保存し、管理方法を改善することで、無駄なく使い切り、鮮度を保って食品を楽しむことができます。
楽しみながらフードロス削減！食材の再利用に挑戦しよう
食材を再利用することは、フードロス削減にとても効果的です。食材を無駄にしないように、利用できる方法を見つけましょう。
残り物を利用したレシピを探す
残り物を活用したレシピを探すのは、簡単でお金も節約できます。例えば、残りの野菜を使ってスープを作ることができます。また、前日に作った余った肉を、サンドイッチや炒飯などの料理に入れることもできます。
余った食材でストック料理を作る
余った野菜や肉を使って、ストック料理を作ることもできます。例えば、野菜を切ってストックしておけば、スープや炒め物の材料になります。また、余った鶏肉を使って、煮込み料理を作ることもできます。
冷凍保存できる食材は冷凍して保存する
冷凍保存できる食材は、上手に活用することができます。例えば、余ったパンや果物は冷凍することができます。また、余った料理を小分けにして冷凍保存することで、次の食事の時に便利に利用することができます。
フードロスを削減するために、食材を再利用することは、とても大切です。余った食材を上手に活用して、無駄をなくしましょう。
いかがでしたか。
身近なフードロスの削減が、大きな成果に繋がる
「初めて知った」ということよりも「知っているけれど意外とできていない」ことの方が多かったのではないでしょうか。
簡単なことでも積み重なれば大きな成果となります。
身近な食を見直すことから、地球の環境・未来を守る行動を始めてみませんか。
