アースデイ(Earth Day)―地球を想う一日から、行動する日常へ―

アースデイ(Earth Day)は、毎年4月22日に行われる地球環境を考える日です。
1970年にアメリカで初めて開催され、約2,000万人が参加したことで、環境保護への関心が高まるきっかけとなりました。
現在では、193以上の国で実施され、10億人以上が参加する国際的な環境イベントへと発展しています。

アースデイ(Earth Day)の概要と起源

アースデイ(Earth Day)は、1970年4月22日にアメリカで初めて開催され、約2,000万人が参加しました。
環境問題を危惧していた、当時のアメリカ上院議員ゲイロード・ネルソンが、討論会を開催したことからはじまりました。
現在では、世界の193以上の国で実施されており、参加者は10億人以上に上ります。

アースデイ(Earth Day)の歴史と進化

1960年代のアメリカでは、深刻な大気汚染のような環境問題が深刻化していましたが、政治的な関心は低い状況でした。
ゲイロード・ネルソンは、環境問題を改善する活動に取り組むなかで、反戦についての演説や討論を実施する「ティーチ・イン」と呼ばれる活動に着目しました。

環境問題に応用し、1970年4月22日に初めてのアースデイを開催したのです。
アースデイは初回から大きな反響を呼び、これがきっかけで「アメリカ環境保護庁(EPA)」が設立され、環境問題への関心も高まりました。

現在では、世界193以上の国で、10億人以上が参加する国際的な環境イベントへと進化しています。

世界各国のアースデイ(Earth Day)の取り組み

アースデイには、世界各地でさまざまな取り組みが実施されています。
たとえば、アメリカのニューヨークでは、著名人によるスピーチや、車を使わない活動など、大規模なイベントが実施されています。
ロンドンでは、ファッションブランド「ステラマッカートニー」が、環境問題についてのメッセージを、有名な広場のスクリーンに表示するキャンペーンを実施しました。

また「アメリカ航空宇宙局(NASA)」は、環境問題に関する無料動画を配信しています。
このように、世界各地で多彩な取り組みが進められています。

日本におけるアースデイ(Earth Day)の活動

日本では、1990年に初めてアースデイが開催されました。
現在では、多くの団体や企業が、全国各地でアースデイに関するイベントを開催しています。

たとえば、東京では毎年「アースデイ東京」が開催されています。
4月22日前後の週末に、代々木公園を中心に、次のようなさまざまな企画が実施されているのです。
● 人気アーティストが出演するライブ
● 環境問題についてのトークセッション
● 環境に配慮した商品を取り扱うブランドや店舗が出店するマルシェ

このような企画を通して、楽しみながら地球や環境について知識を深められるイベントです。

また、大阪では学生が中心に運営する「ハッピーアースデイ大阪」が毎年イベントを開催しています。
音楽やワークショップ、環境に配慮した商品を取り扱うブランドや店舗が出店するマルシェなどを通して、地球や環境について知識を伝えているのです。

そして、企業が取り組む活動の一例としては、次のようなものがあります。
イオンモールは「幸服リレー」と呼ばれる企画を開催しています。
不要になった衣料品を回収し、リサイクルやリユースすることで、資源の有効活用に取り組んでいるのです。

メルカリは、Z世を対象にしたワークショップや、環境に関するデザインの梱包材を無料配布するなど、キャンペーンを実施しました。
このように、日本全国で環境に配慮した多彩なイベントが展開されています。

アースデイをきっかけに、日常の行動を見直そう

アースデイは、1970年4月22日にアメリカで初めて開催され、約2,000万人が参加しました。
現在では世界193以上の国で、10億人以上が参加する国際的な環境イベントへと発展しています。
日本では、1990年に初めてアースデイが開催されて以降、イベントを開催する団体や企業が増加し、全国各地で実施されています。

アースデイは、私たち一人ひとりが、環境について考え、日常の行動について見直すきっかけの日です。
小さな行動の積み重ねが、よりよい未来につながります。

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